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2004.05.29

投書記事を授業する②

【第1時間目】5.27実施。実習生参観
①先生が読むので読めない漢字に読みがなを書きましょう。
①もう一度読むので、段落番号をつけましょう。
②読みましょう。(追い読み2回。一斉読み2回)
②第1段落を読みましょう。(一斉読み)
②意味の分からない言葉はありませんか。
②何となくその意味が分かるという人、どうぞ。<子供の後で意味を説明する>
②第2段落を読みましょう。<以下、同じように続く>
③登場人物を書きましょう。
③それぞれいくつくらいですか?
④なくてもいい段落は何番ですか?<時間がなかったので省く>
⑤筆者が一番言いたいのは何段落ですか?
⑤筆者が一番言いたい文はどれですか?
⑥あなたは「母親が自分が謝るのではなく、子供自身に謝らせるよう教えるべきではないでしょうか」という考えに賛成ですか反対ですか? 自分の考えを書きましょう。<15分間で原稿用紙に考えを書く>

【第2時間目】5.28実施。
実習生と6年生31人が参観した。
反対派は3人。理由は、「幼稚園児なので小さくて謝らせるのは無理だ」という。
賛成派の理由は、「自分が謝るということを知らなくなる→大人になって謝ることを知らない人間になる」「やった子が謝るべき」「なんでも『お母さん、謝ってきて』と言うようになる」「やった子が謝らないと、母親が謝っても心がこもっていない」「自分も幼稚園の時にしつけをつけられていた」「謝り方を知らなければいけない」。

人数が多い賛成の子が優勢に意見を出していたが、反対派の3人もよく反論を言った。
「私たちは、絶対に謝らせない、と言っているのじゃなくて、幼稚園の子だから今は小さすぎるから謝らせるのは無理だから反対と言っている」や「みんながいる電車の中で謝らそうと(しつけ)をせず、電車の中では母親が謝っておいて、あとで自分の家などで教える方が電車に乗ってる他の人の迷惑にならない」や「小さくて意味が分からないのに『ごめんなさい』だけ言うのは、それこそ心がこもっていないのではないか」や「大人になって謝ることを知らない人間なんていない」などなど。

嬉しかったのは国語や社会、理科などの授業ではなかなか意見が出せない○○くんが、数回、自分から考えを言えたことだ。授業後ほめると嬉しそうだった。その後の算数の時間も全然表情が違った。そしてこの日、何かと私に話しかけに来た。
彼にとってこの話題は考えやすかったのだろう。そして3人の少数派の中で頑張れたということがなんらかの自信になってほしいですね。

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投書記事を授業する①

新聞の投書欄の記事を授業に使う。そのメリットを次のように考える。
①短い
段落数が少ないので読み通すことに抵抗感が少ない。
②身近な話題
身のまわりの身近な出来事を取りあげていることが多いので考えやすい。
③刺激的
意見文なので刺激がある。賛成や反対の情がおきやすい。
④論理展開を学べる
長さの制約を受けてストレートに論理展開がされる。ときに短さ故に無理な展開が見られることもある。

ということである投書で授業をした。教育実習生が見た。
読売新聞5月9日付け。「子供に謝らせる『しつけ』は必要」という題の投書である。
要約すると次のようになる。
「母親と一緒に電車に乗ってきた幼稚園児くらいの子の足が私のひざにぶつかった。しかし母親が私に謝っただけで子供に謝らせなかった。子供自身に謝まらせるよう教えるべきではないか」という文章だ。

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2004.05.27

定点観測開始

image/DSC00275
image/DSC00296
学校に接して川が流れている。
5年生の理科で「流れる水のはたらき」という単元がある。うってつけだ。
その川は、4月に川底を浚えて州や川底の小石を除去する工事が終わったばかりだ。
さらにこの川は、雨量による水かさの変化が大きいのも魅力だ。
浚えてから一ヶ月。すでに州ができつつある。カーブのところ5カ所定点として選んだ。成長ぶりを観察していこう。

上の写真を横に並べたいのだけど…。その方法が分からんぞ~。

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飛び込み授業

前県教育研修センター所長田中康義氏の個人研究集録『惑々』第11号が学校に届く。
退職されて2年め。退職されてからのご自身の研究をまとめられている。
さらに帰宅すると前所長からの私信が届いてあった。
なんと、近々小学校で授業をするから(氏はかつて高校社会科の教師)指導案を検討せよ、とのこと。
このエネルギーはなんなんだ!
とうていかなわない!

私が飛び込み授業に期待するのは、担任じゃない人が前に立つと、普段より張り切ろうとする子があることだ。
で、そういう子が活躍しやすい場面を作るという観点で指導案に意見を述べさせていただいた。
かなり緊張してしまった。

いかに普段は緊張していない日を送っているかという証にもなってしまった。

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2004.05.20

視写

「10分間視写」をした。
結果は次の通り。

MAX=380超。MIN=129字。AVE=238字。

300字を超えた子は7/28人。
去年の6年は300超の子は24/29人だった。(3学期)
さてこれからどのように変わっていくのだろうか。

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2004.05.19

等号と不等号

「今日のこの一番」は算数。
2日前から続いている「式」を考えるという一環。(等号の意味を考えることになるのだけど)

次のような問題を出した。(実際はプリント刷りで表形式になっている)

正しい式はどれか? ○か×を書き、その理由も書きなさい。
ア 2
イ 2+
ウ 2+3
エ 2+3=
オ 2+3=5
カ 2+3=4
キ 2+3=4+1
ク 2+3>2+2
ケ 2+3<2+2
これがけっこう好評で、次のような感想があった。

●「式についての勉強をやるはじめは『あーあ、いややな』とさい悪な気持ちでした。でも、勉強をはじめて2,3じかんたつと『あ、おもしろいし楽しい!』という気持ちになりました。それから、こうだと思う理由がすこし考えるとすぐにパッとでてくるようになりました。『いい調子だ!』と思い自分でもうれしかった。(後略)」
●「わたしは人の前で発表するのが苦手でおとついやきのうは全然発表できなかった。もちろん発表しなかったら面白くないので『早くおわっちゃえ!』と思ってた。でも、今日はちがった。何でかしらないけど、おもしろくてどんどん発表をしたくなった。2つまちがえたけどとても楽しかった。(後略)」
●「(前略)はじめのほうはややこしかったけど、だんだん分かってきて、さい後のほうになったらクのところも分かって、理由を一つつけたした。これをしたら、はじめは2+3=5というのは式じゃないと考えていて、2+3が正しいと考えていたけど、これをしていたら、2+3を式のところに書いても○で、2+3=5と式のところに書いても○になるんじゃないかなぁと思えてきて、さい後にオのところに○を書いた。(後略)」

■3人のうち上2人の書きぶりには不満がかなりあるけど、ま、今はこんな感じ。かな。
■「=」の意味にシーソーを喩えて説明するのを忘れたのがしごく残念。←自分

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2004.05.18

火曜日

1限、算数。昨日から続いている「0.3×6=」は式か? についての話し合い。1人をのぞき、式ではないという考えになった。次に「0.3×6=1.8」は式か?の話し合い。4人以外「式と答えだ」という考えになった。等号の次(右)にくるのは「答」と考えているのだ。
2限、キーボー島。3限、社会見学のまとめの最終。4限、体育。マット運動とソフトバレーボール。跳び箱を2段だけ出して台上前転と飛び込み前転もどきの練習。いやはや怖がること。わずか2段でこれだけ怖がる5年生ははじめてだ。5,6限、家庭科専科の授業の間に6月行事予定完成。

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2004.05.17

『「本当の学力」は作文で劇的に伸びる』

『「本当の学力」は作文で劇的に伸びる』芦永奈雄 (大和出版)

刺激的な題だ。このごろこういう題の本が多いような気がする。
筆者は言う。作文力がつけば国語の力がつく。国語の力がつくと他の教科の力もつくと。私も仕事がら、国語科はすべての教科の基礎になるという話は聞いたことがある。ではその国語の力はどのようにすればつくのか。これがじつは難しい。

作文力を付けるために、「ストーリー作文」を書かせようという。
「ストーリー作文」というのは、結果をすぐには書かずに過程を詳しく描写するものだ。続きが気になる書き方であればなおよいのだそうだ。そのせいか、この本も具体的なことはなによ? 早よ言うてよ、とじらされた印象を受けた章がある。(笑)
具体的には次のような手法を使う。
①結果にいたるまでを詳しく書く。結果は後回しにする。
②現在と過去の時制を取り混ぜて書く。
③「 」から始める。
④心情を直接表す言葉を書かずに描写する。
以上のような方法が具体的に示されている。

作文の評価は難しい。だから作文の授業はどちらかというとやりたくない。
しかしこの本をもとにした作文の授業をやってみたい気がした。
授業づくりの創造(想像)力を引き起こされた本だ。

あとがきに次の文がある。
「笑顔を失ってしまう教育なんて捨てちまいなさい。笑える人生が最高じゃありませんか」
名言や。

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2004.05.15

発言力①~二極化

「豊かに表現する子ども」~発言①

子どもたちの発言のようすを見ると二極化しつつあるようだ。
どんどん発言する子となかなか発言しようとしない子に分かれつつある。はっきり見えてきたと言うべきか。

放課後、4月21日の授業参観の感想文を改めて読み返した。
すると、バスガイドさんの○×ゲームでも恥ずかしそうにして、○か×を示せずにいるような子で、普段もなかなか発表しようとはしない子だ、と私が見ていた□子が「~というようなことを発表しました」と書いてあるではないか。
がーん。
つまり4月21日前後では(結構)発言していたのに、5月15日前後では□子が発言をしなくてすむような授業をしているということだ。
う~ん。

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2004.05.11

月曜日

待ちに待った「キーボー島アドベンチャー」を1限から。念のために2限まで予定しておいて大正解。フラッシュプレイヤーの最新版がインストールされていなかったからだ。で、手順を教えて仮インストール。
3限は理科。「水に浸した脱脂綿に乗せた(包んだ)種子を発芽させないためには」ということで発芽の条件を考えさせ観察実験をさせる。
4限は社会。見学前、神戸港で作っているものを予想させてあった。「見事に外れた予想」をなるべく楽しく発表しよう、という時間。このパターンなら発言できる子が増えるのでは、という感触をもてた授業だ。
5限、委員会決めと新出漢字の練習。
6限、委員会。保護ソフトをはずしてフラッシュプレイヤーをきちんとインストール。20台あったが委員会の子のうち4人は自分の学級なので「キーボー島」からインストールを手伝ってもらう。私は保護ソフトのOFFとONとチェック。なんとか1時間内に終わらせることができた。

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なぜか文末表現

『池上彰の情報力』を読んでいて、なぜかお説教をされている感じがした。
『こどもニュース』で子どもたちが説明を聞いているように、自分がテレビの子ども役になっている感じもした。
なぜそう感じたのだろうか。
読者に呼びかけている部分が多いということが大きな理由だ。しかし、それだけではないはずだ。
そこで、文末表現を比べてみた。といってもワープロソフトの文書分析機能などを使った厳密なものではなく、ぱっと感じた印象だけど。
比べた本は『池上彰の情報力』、『他人の10倍仕事をこなす私の習慣』和田秀樹(PHP)、『ぼくはこんな本を読んできた』立花隆(文藝春秋)の3冊。

【池上本】
文末表現は敬体。次のような表現に「説教調」を感じた。
「~するのです」「~すべきでしょう」「みなさんも、つかんでほしいのです」「~をもってほしいと思っています」「懐疑心を働かせてほしいのです」「眉につばをつけて読みましょう」「~は、とても役立つはずです」

【和田本】
文末表現は常体。同じように読者に呼びかけている表現は次の通り。
「それを言い訳にしてはいけない」「セミナーの機会くらいは見つけられるはずだ」「まずは自分から探してみたほうがいい」「自分が何に強いのかを知っておく必要がある」

【立花本】
この本は、講演記録、対談、論文などさまざまなジャンルの文が集録されているので上二冊とジャンルが類似した論文から読者に呼びかけていると判断した箇所は次の通り。
「語学に関していえば、集中的にやったほうがよい」~「体験的独学の方法」
「できるだけ厳しい先生についたほうがよい」~「体験的独学の方法」
「精読する必要はない。ノートもとらないほうがよい」~「体験的独学の方法」

敬体の池上本に比べ、和田本、立花本は断定調だ。だから納得できないところがあっても、それは筆者の考えだから、とおさめることができる。人は人、自分は自分という開き直りが可能だ。だから押しつけがましさ、説教調は感じない。

私がこの手の本を読むときは、とうてい自分にはまねができない、時には想像すらできない世界を知りたいといった気で読むので、池上本のような書き方があると「勧められてもな~(できないよ~)」という気がおきてくるのだろう。

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『強育論』

『強育論』 宮本哲也 (Discover)
子どものためを思ってしているはずの親の言動は、じつは親が自己満足をするためにすぎないものが多い、など、父母向けに子育てについての考え方が書かれている。
筆者の生き方のついての考え方が、塾(数学)での教え方にも反映されているようだ。

「そこで起きあがれない子はどうすればいいのか?私の教室を止めればいいだけです。教室なんていくらでもあるし、私ひとりで世界中の子どもを救おうなんて思っていません。」p163
気持ちのいい潔い言葉だ。同時に自己責任の伴った言葉だ。(言ってみたい!)

職種が違い相対する人も違うがやはり参考になることがいっぱいある。
「つまり、達成感を味わって帰る子など皆無に近いのです。でも、大半の子は「今日も思い切り頭を使ったなあ」と充足感を覚えて帰ります。」p126
こういう日々を1日でも多く過ごさせたいな~。

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2004.05.05

『池上彰の情報力』

『池上彰の情報力』 池上彰 (ダイヤモンド社)

「週刊こどもニュース」の「お父さん」こと池上彰氏の情報生活が書かれている。
引かれている例は当然のように国際情勢や経済にかかわることが多い。例えば次のように。
「このように、ある出来事について理解するためには、基本事項をしっかり押さえておく必要があります。たとえば、日本の銀行の置かれている状態について考えてみましょう。」p116 と、この後に「BIS規制」についての説明が続く。経済分野が苦手な私は、ここでぐっと読みづらくなる。逆に、国際情勢を例に挙げているところでは「ふ~ん、そうなのか~」と勢いづく。

「このような(情報にかかわる)生活をしてますよ」という本を読むのが好きだが、この本は全体的に刺激が少なかった。

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2004.05.03

『理科を大好きにするラクラク予備知識の与え方』

『理科を大好きにするラクラク予備知識の与え方』 鏑木 良夫 (学事出版)
筆者は理科の授業成果を上げるために子どもたちに単元の導入(事象提示)前に予備知識を与えようと言う。この考え方は斬新だ。
予備知識があると、例えば、観察の視点が絞り込まれると言う。確かに子どもたちの観察には現象の面白さだけにとどまっているものや、学習内容とかけ離れた周辺的なもの(教師側から言うと)が多いことがあった。
しかし、「予備知識を獲得すると、一定の知識や枠組みを持てることとなり、それがもとで『自分たちが解釈するようにこれを見ている』となって、ピントのずれない『見る』ことが可能となる。そして、そこで知った新しい知識を、これまでに記憶されている知識と関連させて記憶していく」のだそうだ。p26
子どもたちに先行経験や知識が少ない単元では効果をあげそうだ。だが、どういう問題をその単元の予備知識として与えればよいのか、それはなぜなのかを見極めるのが難しそうだ。

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2004.05.02

『糖尿病からの生還』

『糖尿病からの生還』 阿部 進 (新風舎文庫)
カバゴンこと阿部進の糖尿病闘病記。「来週が月一回の診療日となると、その前の約五日間、バランスのとれたような食事にします。五日間、計十五食気をつけると、お医者さんの目を大体ごまかすことができるのです。(略)まして担当の先生が学会などでお留守だったら、一ヶ月は『食事療法よ、サヨナラ』という感じです」p40
実によく分かりますね~この気持ち。職員健康診断の数日前にはビールを減らそうかな、なんて思いますから。
水をたくさん飲もうと思いました。痛風発作が出たときはきまって「そういえば数週間前から水分が普段に比べて少なかったな~」と後の祭りに思うことが多いですから。
同時に野菜もしっかり食べようとも思った。
しばらくは健康志向モードに入れるかな(笑)。

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