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2004.06.22

『素晴らしき自転車の旅』

『素晴らしき自転車の旅 サイクルツーリングのすすめ』 白鳥和也 平凡社新書

表のページのBooks「01」に載せた『行かずに死ねるか!』は、冒険小説だ。もしくは、映画やテレビの世界だ。つまり私の日常ではあり得ない世界を描いている。しかしこの本はごく近所をまわるポタリングなどの話が載っている。私にとってはかなり現実的だ。
「いずれにしても、自転車の旅とは、視覚、聴覚に代表される五感や、平衡感覚など、要するに感受性を全開にして味わうことのできる旅であって、そこがまた、最大の魅力のひとつなのであることに誰しも異論はないだろう。長い間、自転車に乗っていなかった人がサイクリングの世界に帰ってきたとき、ほとんどの人がこういう。『なんだか、少年時代に戻ったみたいだね』と」。p20
そうなのだ。小さい頃に自転車をようやく買ってもらい、それに乗れたことによって一気に世界が広がった経験を彷彿させるのだ。「ジテンシャ」というものは。
「だが違うのである。まったく質的に違うのである。たとえ途中で押したにせよ、自転車で、自らの身体を使ってそこに辿り着いて眺めた風景は、アクセルを踏んで手に入れた眺めと全然異なるのだ。風の匂いも、その丘の高さも、陽射しの輝きも」p22
これは私が経験した御坊市ポタリングと重なる。
第7章の「快適な旅のノウハウ」は、高校生の頃の自分が読めばバイブルになっただろうというくらいの情報量がある。(戻りたいっ)
さらに。
やはりこういう世界はあるのだと思わされるのが、p194「『自転車の乗り方』を教わったことがありますか」のところ。
プロであるならば、どういう問いにどう答えなければならないか、ということがどの世界でもあるのだということが記されている。

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