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2004.06.07

教科書どおりにはいかない

ペットボトルでメダカを飼おうということを言ってあった。
ひとり2匹。オスとメスのメダカを飼って、卵を育てられればいいね、などと言ってあった。そのための2リットルのペットボトルと水草も用意ができていた。←ここまでは先週の活動(これはインテリアとしてもなかなかスグレもので、水草を入れたペットボトルを見ているとなんだか涼しくなってくる。癒される、かも)。

そして、今日、60匹のメダカを持って行った。
私:「2匹ずつ、入れようか」
子:「そんなー、オス、メスが分からん」
子:「ぼく知ってるでー」と言いながら黒板に絵を描き始める。
「せびれが…で、しりびれが…」と黒板で説明する。黒板に絵を描いた子が2人。「教科書に載ってるでー」と叫ぶ子1人。
私:「ま、それを参考に2匹ずつ入れよう」

そして一人ずつ自分のペットボトルに入れ始めた。
こういう場面の子どもの現れ方は、おおざっぱに言って二つに別れる。
あくまでもオス&メスを入れたい子とそれにこだわらない子だ。
えてしてこだわらないのは、メダカのオス&メスの区別を知っている子だ。
先ほど知っていると言った2人が、奇しくも同じことを言った。
「このメダカ、せびれがないし…」「ま、オス、メス、どっちでもいいか」と。

メダカは水から出されると、その背びれは凛々しくは立たない。ペタンとねてしまう。(私の髪のように)だから、子どもは「せびれがない」と言う。だから、オスかメスかを見分けるのが難しい。教科書の写真は水の中の姿を写したものなのだ。

10年ほど前の私だったら、オスとメスの見分け方を知識として(言葉で)知っているのに実際には見分けようとはしない子に結構厳しく当たった。「言うだけか~」「知ってるだけか~」などと。
でも、このごろはそうではない。
「せびれがない」という子の言葉に「教科書どおりにはいかんやろ」て言ってる。
これって…。

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