« 2004年10月 | トップページ | 2004年12月 »

2004.11.28

投書記事を授業する④

二学期で一番おもしろかった授業という感想が多かった。11月2日実施。
投稿記事の要旨は次の通り。
「新潟中越地震があった日、ほとんどのテレビ局は緊急特別番組を報道した。その影響で楽しみにしていた通常番組が見られなかった。これはやりすぎではなかったか」というものだ。
(産経新聞10月25日付け「【談話室】新潟県中越地震 私はこう思う 通常番組が放映されず残念」)

子供たちもこの地震の緊急特別番組を見ている(影響を受けた)ので、この投稿の主張に対する意識が高かった。
「緊急特別番組ばかりになるのはやりすぎである」という投稿者に賛成の考えは、
①その地方のテレビ局やNHKみたいな局でやればよい
②小さな地震時のお知らせのように画面の上などでテロップにして知らせればよい
③和歌山は離れているのでそういうところまで特別番組をされると困る
④どのテレビ局も同じような内容ばかりを流している
というものだ。
もちろんこの考えに対して反論がなされた。それは、
①少しでも多くの情報がほしいと思う人がいる
②南海地震が心配されている。そういうときに他県の地震の様子を見ると自分たちも考えることが多い
③離れていても新潟に親戚のある人やたまたま旅行などで行っている人が和歌山にもいるかもしれない
④避難所に行った人の気持ちを考えてないから、やりすぎだ、といえるのだ。自己中心的すぎる
などである。

この記事は「緊急特別番組でキャンセルされた番組はどうなるのか」や「いつまで各局は緊急特別番組を続けるのだろうか」という問題につながる。実際「授業を終えて」という題でその疑問を書いた子がいた。5年社会科の「情報」の学習とも連携できそうだ。

こういう授業ではいつもとは違うようすを見せる子がある。
今回の授業ではA児だ。この子は誰かに反論されるとすぐに自分の考えを引っ込めてしまったりあきらめてしまったりすることが多かった。しかし今回は反論され自身の考えはどんどん後退しているが、譲歩しながらでも思うことを数回言えた。
投書記事を使った授業をして思うのは、普段の国語の授業ではそんなに発言しない子が発言することが多いことだ。それもその1時間に何回も。(もっとも、その時間限りということが多いのも事実だが。)これはなぜか。その子の問題意識にはまるからだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.27

子供のわかり方

『一秒が一年をこわす』(伊藤和明)光村図書5年(下)の授業。
「第一段落から第八段落までをいくつかに分けてその理由を説明しなさい」という授業をした。第一~第二、第三~第七、第八段落と分けてほしいのだが、このように分けられた子は全体の三分の一ほど。なんと全部で12通りの考えが出された。読めてないな~。
ポイントは段落の初めの言葉(接続詞)である。第三段落「しかし」、第四段落「例えば」、第五段落「また」、第六段落「さらに」、第七段落「そのうえ」と続く。
この言葉を使って説明した子がいた。A子としておこう。彼女はけっこうできると思われている子である。しかもぼくより説明の仕方が上手だ。しかしA子が言ったからといって意見を変える子はなかった。この子が言った後でも自説を堂々と主張する子が続いた。ぼくから言わせれば間違った分け方だけど…。

授業後考えたことなど。
①ぼくがもし説明するとA子と同じように言うはずだ。すると子供は、先生が言ったのだからと、分かったふりをするだろう。自分の考えが正解だったかどうかが気になるだろう。当たったか外れたか、かもしれない。つまり決して分かってはいないのだ。
②○○ちゃんが言ったことは必ず正解というムードになっていないということがはっきりした。これは学級の授業の雰囲気が誰かの考えに支配されていないということだ。(A子の考えの受け入れられ方はどうかのチェックは要る)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.23

CFB5R改→ VGN-T70B/L

2004/11/20【土】さらばレッツノートCFB5R
復活したと思ったのもつかの間、朝からフリーズを繰り返した。
でも何とか立ち上がり一太郎で事務仕事をちょっと。午後テープ起こしが終わり、いよいよ指導案作成というところで一太郎とウェブをほぼ同時に立ち上げたところで逝ってしまった。「Operating System not found」や「Beginning dump of physical memory」などの嵐。←スペルに自信なし
MB じゃなくHDDの故障と分かっているが、もはやHDDを入れ替える気分的なゆとりはない。外付けモニタと外付けキーボードをはずし本体のレッツノートは物置のNECLa13の上に。ご苦労様でした。

2004/11/21【日】次期ノートパソコン発注
大あわてで価格COMをあたり、にわか知識を仕込む。このごろパソコンに興味がなかったもんね。どうせ持ち運びはしないのだからA4ノートもいいかなと思ったけどやはりB5に。B5幅の方が全幅が狭くて打ちやすいからだ。人気アイテムランキング1位の「VAIO VGN-T70B/L」に決めた。HDDが1.8インチなのが気になるが…。
実物を見に家電店4店へ。ポイント分でメモリ増設できるのでかなり喜んだが、展示品はあるが在庫はないとのこと。早くて2週間かかるとのこと。そのころには今ほどガシガシ使わなくてもよいはず。よって通販で買うことにする。明日の午後着予定。

夜、デスクトップも逝ってしまった。
昼間はかなり元気で仕事が出来たのに。夜、立ち上がらず。BIOS画面の次の画面で止まってしまう。WIN2Kのロゴが出るはずなのに…出ない。これもHDDか?
3時間ほど何やかやしたが回復せず。DOSではだめです、みたいなメッセージが出る。dir/wでファイル名は見えるけど…。やってられない。

2004/11/22【月】時期ノートパソコン届く
帰ると「VAIO VGN-T70B/L」が届いてあった。本体はリブレットより少し大きいかなというくらいだ。早速メモリ増設。これがキーボードをこじ開けて外さなくてはならないというのにはちょっとビビった。セッティングで第一にするのはネット関係。メールとブラウザの設定が一番だ。いろいろさわっているときの感触だが、ま、さすがに速い。しばらく使い込んで飽いたとしてももう懲りたのでHDD交換などはしないでおこう。ノーマル状態で末永く使っていこう。

2004/11/23【火】ほぼ復旧
「一太郎」「花子」「知子の情報」やCFB5Rから吸い出しに成功した「FONTS」などをインストール。とりあえずこの辺でやめておこう。後は必要に迫られるたびにインストールすればよい。再起動の度に立ち上がりが遅くなるのが分かる。設定もうまく引き継ぎができたので一安心。ロスが少なくてよかった。壊れたときは気分はめげて不意な出費がとても痛かったけど、新しいパソコンの(基盤の)においはいいものだ。でもパソコンが新しくなったからと言って新しいことができるわけではもちろんない。ほんの少し気分が変わっただけだ。まだリブレットの方が指がなじんでいるので打ちやすいことも確か。バイオはリブレットに比べてスペースキーが相対的に低く感じるので親指をちょっと意識しないと変換していないことがある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.20

集会発表

本当なら総合的な学習の時間で学習したことをクイズ仕立てにしての発表もいいかな~と思っていた。
が、あまり受け入れなかった。ので、一転、「CMメドレー」をすることになった。
つまり集会発表の「どこかで聴いたあの曲この曲」の中身は、「CMメドレー」+「学園天国」合唱ということだ。よく知られているCM(ソング)の一部を演じるというわけだ。先日の大阪市立科学館へのバスの中で男子が盛り上がっていたのにヒントを得た。
次の14種をすることになった。「つっぷり」「三ツ矢サイダー」「プチシルマ」「ピクミン」「Iamえ~とa student」「ニョ資生堂」「アフラック」「ガッシュベル・カード」「ガッシュベル・カレーとふりかけ」「ファンタ」「あかんおかん」「きのこ」「アミノ式」「それ、おやつ?」←(子供がネーミングしたもので正式名称ではない)
ぼくが言ったのは3点。①堂々と演じる②入れ替えを素早くする③一人3つ以上出演する。
燃えましたね子どもたちは。ぼくが何にも言わずとも「あんなにしよう、こんなにしよう」「~したい」とか。例えば、「アミノ式」では女子6人が舞台で逆立ちをするのを見せたいとか。するとそのままでは見えないから歌う子が舞台下まで降りるとか。
やる気があるっていうのはすごいもんやな~と、それこそ鳥肌が立ちましたよ。
わずか3回の練習だったけど本番も大成功。やっている子どもたちがもう一回やりたいと思ったそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

万華鏡の制作

万華鏡の鏡には結局DIY店で見つけた0.1ミリ厚ののり付きステンレスシートを利用した。
①子どもたちそれぞれ持ってきた紙筒の直径を測らせる。←3学期の算数で学習予定
②半径×1.7の長さを1辺とし、紙筒の長さ-1.5センチを高さとする三角柱の展開図を厚紙で作らせる。
③これが一番たいへんなのだけど、子どもたちのそれぞれの展開図にあわせてステンレスシートをカットする。
紙筒を一括購入すれば世話がなかったが、それだと最後の化粧紙しか出来栄えが変わらないので面白味に欠けると考え、それぞれに用意させた。ラップの芯、マーブルチョコの筒、チップスターの筒などが集まった。作りやすさと見やすさ(集光ぐあい)ではチップスターがよかった。
子どもたちの反応は上々だった。もう1個作りたいから鏡はどこで売っているか教えて、などと言う子もいた。
最初にぼくが作った試作品を分解して見せて工程を明らかにしたので、この時間はここまで完成させるというめどが子どもたちにもついたようだった。5時間で全員が仕上がった。これにも満足。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.06

焦りモード突入

DIY店へ。工作の試作材料の買い出し。コンビニ弁当でよく見られる弁当箱のふたの透明部分(ポリプロピレン?)に黒画用紙を巻いて鏡の代用にしたいのだが思うほど反射しない。工作の締切は18日。
おっとその前12日の集会発表があった。発表のタイトルは「どこかで聴いたあの曲この曲」。水曜日に休みをもらうので実質練習時間は月、火、木の3時間ほどしかない。どちらもヤバイ。焦りモード突入。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.03

『あなたを護る反論術』

『あなたを護る反論術』萩谷雅和・栁澤崇仁・松江協子(生活人新書)
3人の弁護士が書いた本。具体的事例を想定し、こういう場合ならどう反論するのがベターなのかというケーススタディの形で書かれている。
読み始めは、こんなに冷静にうまく反論できるのかなと思っていた。が、途中から「今、反論することがそんなに大事かどうかを見極めなければなりません」や「隣人に対しては日頃のおつきあいを大切にしましょう」など世俗的な考え方(知恵)も書かれていて一気にこの本が身近になった。さらに反論の根拠としての法律が分かりやすく示されている部分があり本書のアクセントになっている。
「私の考える反論力とは、気の利いた言葉やしゃれた言い回しに尽きるものではありません。重要なのは、反論することそれ自体ではありません。反論しなければ得られない、あるいは、護れないものが実際に何であるのか、一方、その反論によって失うかもしれないものがありうるか、あるとすればそれは何か。これらを洞察し、認識すること、それが一番重要なことです。」p214

どちらかというと聞き役が多く、ほとんど反論しないぼくだが、彼の言うことにはなぜかいつも反論している…。この時のエネルギーはいったい何なんだ?

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2004.11.02

教職キャリアアップセミナー参加記

「教職キャリアアップセミナー」に参加した。
一言で言うと「じつにアカデミックな2日間やな~」だった。
国語科に関係した研修会に出ることの多い私にとって、「学び」「理解」などという言葉が一杯つまった講座を聞くことはそんなにない。ましてや「デューイ」「キルパトリック」などという言葉を聞くのは採用試験以来じゃないかな!

私の参加したセミナーのキーワードは「知識」「学び」だった。今、流行っているらしい活動中心の授業に対するアンチテーゼだと感じた。以下、講座の印象記。

【講座4 知識が生み出す関心・意欲~「知識いじめ」を超えて】(伏見陽児氏)これは面白かった。
氏は言う。「法則的知識を持っていると、未知の事象の予測が可能になるので、学習活動は魅力的で活発になる」
つまりこういうことだ。
「次のうち(金、銀、銅、アルミニウム、鉄)電気を通すのに○をしなさい」という問題がある。
この問題の解は「金属は電気を通すから」全部に○だ。
金、銀が電気を通すかどうかは知らなくても、金、銀は金属だから電気を通すと考えられる。
だから法則を知っていると個々の情報を知らなくても類推可能となる、ということだ。
さらに、法則的な知識を持っていると「じゃこれは電気を通すのだろうか」という興味関心を示す。
試した結果、銀歯が電気を通した。「あ、やっぱり通した。」という声があがる。
私たちは、法則的な知識を軽視して個別的な知識の学習ばかりしてきたのではないか、と言う。

確かに今まではたとえばヘチマの雄花雌花などを学習した子に、では他に雄花雌花をつける花はあるのだろうかという疑問を抱いてほしいという願いはあった。が(個別知識からの発展)そう言う子が表れたのはごく一部だ。→(2004.04.18付け記事参照)→ヘチマだけの世界で終わってしまうことのほうがはるかに多い。
この考え方は指導計画の中に入れてみたいと思った。

【講座9 学びの情熱を呼び覚ますプロジェクト・ベース学習の世界】(上杉賢士、市川洋子氏)
別の講座の参加予定だったけどレジュメを見て午前中だけ参加した。
ミネソタニューカントリースクールでの実践を基にしたプロジェクトベース学習の紹介だ。

年間10プロジェクトをするそうだ。
はじめに
「興味を持っているのは何?」「これから約100時間くらいかけてプロジェクトをするのだけど、興味が続きそうなのは何?」などと相談する。
次に「最終的にどうなったらいい?」と、プロジェクトのゴールの見通しを立てさせる。
さらに「履修規準(表)とあなたのやりたいことはどう関わっている?」と事前コンファレンスを行うのだそうだ。これは、こういうことを学んでいかなければならないということを意識させるためでもあるそうだ。
配布された資料には「このプロジェクトは、あなたの生活や人生にどのように役立つと思いますか」「このプロジェクトは、あなたの周りの人や社会にとってどのように役立ちますか」というカンファレンス時の投げかけが載っている。
小学生には難しい面もあるかもしれないが、そういうものを意識させておく必要はあるだろう。
「総合的な学習の時間」の個人の課題追求の決めさせ方にぜひ使いたいものだ。
特に、課題が解決した最終場面ののイメージを持たせるというのが心に残った。

【講座8 学び方を考え直してみませんか?】(山下修一氏)ここで言う「学び方」は「子どもの学び方」ではなく「大人の学び方」であった。「大人の勉強法」であった。
知識の賞味期限が短くなっている現在、常に学び続ける必要があるし、学ぶ姿勢を見せることが子供に伝わるものであるからこういう講座なのかもしれないが…。
「子供の学び」に関する知見を期待していた私としては、ちょっと「あれっ?」と思った。でも氏ご自身の時間管理などを知ることができた。(私には忙しい仕事をこなしている人はどんなスケジュールで1日を送っているのだろうかということに興味がある。ま、和田秀樹氏の日々のスケジュールを知りたくなるのと同じで…。)
若い人が聞けば大いに刺激になったかもしれない。が、事前にどんな年齢の者が講座に参加すると分かっていたとすれば、講座内容はミスマッチの感がする。しかし授業のネタになりそうなものと職員室での話題(入社試験の問題)、それぞれ1本ずついただいて帰った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2004年10月 | トップページ | 2004年12月 »