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2005.06.30

年に数回

年に数回、この仕事をやっててよかったなと思える日があります。
今日はそんな日でした。

今まで25メートルを泳げなかった子が泳ぎ切りました。それも5人も。
さらに、今まで沈んでいた子が5メートル泳げました。

自分のやっていることがピタリとはまっている(間違ってない)という気がして嬉しいです。

さらに、できた子の表情といったら…。

多分、この子の親も見たことのない達成感でいっぱいな顔を見られるのですから…。
(この時の顔を親に見せられればな~)

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2005.06.26

『僕が医者を辞めない理由』

『僕が医者を辞めない理由』南淵明宏(羊土社)
同じ著者の『心臓外科医』を読んだときこう書いた
それに比べて本著は医師の世界や筆者自身をシニカルにとらえた文章が多い。
例えば、
「この国ではいったん医者ムラの村民になればわがまま言わない限り一生脱落することはないようです。こういった制度に助けられ、私は分不相応なことに心臓外科医としてのトレーニングを詐欺師まがいに続けてこれたように思います。(略)日本のシステムなきシステムは、私が逆立ちしてもかなわないと思っていた国内のライバルのやる気をそいでしまい、活躍の機会を与えず、精神的に打ちのめし挫折させて、結果としてわたしのようなチンピラをのさばらせる結果となったと言えます」p33
のように。
このことがかえってぼくの想像を掻き立て、思わず自分の身のまわりのことに当てはめながら読んでしまった。


「医者になるやつは皆世間知らずで自信過剰、と私は思います」p49

「教師になるやつは皆世間知らずで自信過剰、…」


「私には一生懸命になって教授になろうとする医者がたくさんいるという現実が理解できません」p57

「私には一生懸命になって教頭になろうとする…」
現実に、今日みたいな休みの日、教頭試験の対策を受講している人が4人いるそうですよ。えっ、なぜ知ってるかって?以前そのセミナーから受講のお誘いの電話があったからです。その時すでにほろ酔いで、いつになくゆったり電話を聞いていたらそんなこと言ってました。


「このように他人を知らないことで自分もどの程度かわからない、何も見えない霧の中に入ってしまうのです。そして自分たちの正当性を感情的に信じ、自分たちの水準を何の客観的根拠もなく、情緒的に一流と信じて危険な手術を患者さんに「試している」実情があるのではないでしょうか。p123

息子が小学生だった頃、給食を食べてしばらくしてから気分が悪くなってもどしたそうです。その日、彼は完食のシールをもらえなかったそうな。(←この話、じつは今日、妻から聞いた)もどしたのだから…、完食じゃないけどね…。
ま、教師の場合、「命」に直結しているというのは少ないと思うけど。(決してゼロじゃない)


「この執刀医がどうこうというより、手術のうまい下手、巧拙が裁判所でも判断されてしまうご時世になったということです」p128

「この教師がどうこうというより、授業(子扱い)のうまい下手、巧拙が参観日でも判断されてしまうご時世になったということです」


「しかし、手術手技の評価方法が、例えば野球やゴルフなどのスポーツの技術のように統一の言語で理解され、共通の基準が設けられているわけではありません」p131

「しかし、研究授業の評価方法が、例えば野球やゴルフなどのスポーツの…」

手術の場合は所用時間や執刀回数に基準を求めようとすれば、できないことはなさそうだ。しかし、われわれには…何もない。

見る方向を間違えないでおこう。

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二つの新聞を比べて

毎日新聞社に見学(17日)に行く前のこと。
単元として組むだけの力がないので、せめて興味づけだけしようとした。

H17年4月20日付けの読売新聞がある。一つは自宅のもの。もう一つは品川駅で買ったもの。
一面を比べてみる。
トップニュースが違う。
自宅のは白抜き文字の「『転覆脱線』ほぼ断定」が目につく。
品川駅のは「国共トップ60年ぶり会談」と「清原500号」が目立つ。

一面をB4二枚分の大きさに縮小印刷したものを配り、気づいたことや疑問点をノートに書かせる。(ここまで1時間)
次にテレビ番組欄を同じように印刷したものを配り、比べさせる。(1時間)
最後にノートに書いたことなどを発表させる。(1時間)

「ホントのところはどうよ?」という問題は、見学に行ったときに聞けばよいので、子供たちはかなり気楽に発言していた。
ポイントを絞らずに発言させたので(ここがぼくの悪いところだ)、発言内容は多岐にわたった。多くの子が参加できたのは「なぜ記事が違うのか」という問題だった。
「会社が違うので記事が違う」と考える子が多い。
しかし同じ新聞であるということを主張する子が当然、いる。
やがて同じ新聞なのに記事が違うのはなぜか、ということに話題が移った。
それは多分、その地方によって伝えたいことが違うからだろうという考えに落ち着いた。

このほか「14版」などの数字をとらえて、「14回も更新されているのだと思う」と言う子もいた。「古いニュースはどんどん押し出されていく」などとニュースのサイトを想像しているような発言などもあり「今ふうやな!」などと思って聞いていた。

■ま、この3時間の収穫は「この勉強をして、少し自分の意見を言えるようになったと思う」と書いた子がほんとに自分の意見を言うようになったことです。この1週間、よく自分の考えを発言してます。この授業がその子の何かのきっかけになったのだと思いたいですね~。

●新聞を比べてみた。
初めは、何でだろうと思ったのがいっぱいあった。
途中であることに気がついた。作る場所がちがうということに気づいた。
気づくと、何でやろうと思うことが少なくなってきた。最終的になくなった。 【S,Tくん】

●最初、おなじ日なのに、少しちがう。
そうなやんでいて、夕かん朝かんのちがいかと思って上を見たけどちがった。
で、横を見ると、大阪と東京。
ちがいを見つけるととてもうれしかった。
さがしものがみつかるとうれしいから、そんな気持ちだった。
よーく見ると、書いていることがおなじだった。
テレビらんの所は、まったくちがうこともなかった。
すごくちがうと思っていたけど、ちょっと期待はずれ。 【S,Yさん】

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かみ合ってきたかな

来週の水曜日は「5年の子ども」を報告する。
かなり子供たちと歯車がかみ合ってきた感じがする。
あれだけ表情の硬かった女子に授業中、笑顔が見られるようになってきたのだ。
このまま自分が暑さに負けずに面白い授業が展開できればな~。
あっと言う間に7月やね~。

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2005.06.19

休日の仕事

午前は学習園の水やりと本屋。
午後は仕事。
まずは一番手っ取り早い七月行事から。これでウォームアップをしてあとは一気に、というわけだ。
作っている途中、あと一ヶ月もすれば一学期も終わることに改めて焦りを感じる。(どれだけ鍛えられた?どれだけ変えられた?)
次に、中学ブロック人権教育研究会の講演会の案内プリントと当日の役割分担案の作成。これも単純。
最後に通知票。
通知票の学習面の箇所は学期ごとに貼っていくようになっている。
国語と音楽、家庭以外の教科は単元ごとに評定する。
一太郎で作られた前年度のものに各自手直しをかけたりする。自由度が高い反面、誰かが管理しなければ崩れる危険性がある。
これには結構、時間と気をつかう。2カ所気になる所があった。22日、確認予定。総仕事時間4時間少々。

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「研究授業」観

これは数年前の話です。

研究授業があった。
その時の研究サブテーマは「伝え合う楽しさを求めて」だった。この言葉がテーマとしてどうかという問題は、おいとく。
その時のぼくの視点はテーマをどれだけ意識した授業になっているかだった。

その授業の後半の約15分、1リットルについての教師の説明が続いた。
授業後の協議会でその場面も問題になった。
「研究授業としては1リットルまでいきたい」という発言があった。
「本時の目標に書いてあるから1リットルまで扱うのは妥当」という発言があった。
ぼくの考えは違った。
「研究授業だからこそ、教師が1リットルの説明を続けた場面はいらない。なぜなら、説明を聞く場面でどれだけ『伝え合い』があるといえるのか。今年度は、子どもと子どもが伝え合えるような学習展開、課題を扱おうと合意しているではないか。さらに、『本時の目標』はテーマを十分意識したものになっていない。なのに『本時の目標』に書いているから、そこまで進めなければならないというのは本末転倒だ」
さすがに全部は言えなかった。が、前半部分は言えた。

さらに「ぼくの授業のような賛成か反対かで話し合わせる授業は、国語の授業としては好きじゃない、というような意見を聞くが、このテーマだからこそ、賛成か反対かを話し合わせる所を授業している。(好き嫌いで言えるところがおかしいけど…)これが例えば「豊かに読む…」とでもいうようなテーマであれば、また違う場面を授業する。それが研究テーマに対する授業。すなわち研究授業の一つだと考えている」と言った。

研究主任の方も同じ考え方で同じような考えをいっぱい言ってくださった。が…。
研究授業を(教師の)発表会とでもとらえているような方にはどうにも通じにくいものがあるようで。

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2005.06.17

社会見学終わる

IMG_1705
社会見学が無事終わった。腫れだった、じゃなくて晴れだった。なので暑かった。
6時50分集合、7時出発。9時半から神戸港巡り。13時15分毎日新聞大阪本社着。16時20分頃帰校。

社会見学の車中は盛大なクイズ大会だ。
8グループの子が用意し、結局この日には3グループしかできなかった。
残ったグループは教室で行うことになっている(-_-;)。一気にやってしまおう。
今年の子らに人気があったのは「IQサプリ」本からの出題。なかなか楽しい問題が多かった。
ぼくが第一位に推したいのは写真の問題。
学級の友達の呼称を数字で表しているのだ。
ちなみに正解は「むっちゃん」「ふみちゃん」「やっちゃん」「いくちゃん」「みっちゃん」「なおちゃん」「とよちゃん」「つばさちゃん」である。
彼らはこのように呼び合うのが普通だ。で、ぼくは時々「みっちゃんて、誰?」「みっちゃん、手を挙げて」などとなってしまうのだ。

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2005.06.14

参観と懇談会

2回目の参観授業と懇談会があった。
参観授業は、詩「晴間」(三木露風)。
授業自体はまずまず。子供たちは情景をよく想像できていた。

ぼくが直に見たことのある「うとてとこ」の実践(新潟大附属小学校で大森修氏がされた)は応用がきく。
例えば、第二連まで板書して問う。
「この詩は第二連で終わりでしょうか。それとも第三連があるのでしょうか」
子供たちは題名の「晴間」を根拠に、「二連までは雨の天気ばかりが書かれていて晴れているところが書かれていないから、三連がある」などと言う。

第三連で「空青み」のところを「空は青み」と板書して言う。
「この詩で間違って書いたところがあります。どこでしょう」
時間はかかるが子供たちはこの詩全体が五文字で書かれていることに気づく。

懇談会は前回に力を入れて方針を掲げたり実態を話したので、今回はちょっと学級から離れた事を。
「親力診断テスト」を中心に進める。
なかなか好評。

でもいつになくたくさんしゃべったので喉が痛くなってしまった。

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2005.06.11

土曜スクール

「土曜スクール、土曜補習」
 平成14年度の完全学校週5日制の導入に合わせてスタートした、土曜日のスクールや補習講座。平成4年度に週一回休業の学校週5日制が始まったときには、地域での活動の場の創出として体験的な活動が主だった。しかし、今回の土曜スクールや補習講座は、学力低下論が高まったこともあり、学習的な要素が強い。特に、高校ではPTAなどの組織が主催する形で、学力強化のための補習などに取り組むケースが目立つ。2003/10/24
http://www.kyoiku-press.co.jp/student/wkeyword.html

うちの学校でも今日から試行が始まった。今年は希望する小学校だけだが、来年度からは市内全ての小学校で行われるらしい。
今年のうちの学校の場合、講師は1人。
参加希望者は60名余り。夏休みにはさらに30名近くの参加希望者がある。もちろん全員参加するとは限らない。
時間は9時30分から1時間と10時40分から1時間。
1,2年生と3年生以上がそれぞれ1時間、プリントで学習する。

何の効果が得られるのだろうか。愚策だ。

土曜開放の一環として地域の方が講師となって教えてもらう活動はようやく根付いてきた。
ペタンク大会、ソフトバレボール教室、しめ縄教室、料理教室などなど。
これらは子供たちの体験を広めるだけでなく地域の文化の継承という意味でも価値がある。
来年度からはこちらの予算を削って土曜スクールへまわすという話も聞いた。
いったい何を考えているのだろう。

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2005.06.09

救急法の講習

恒例の救急法の講習会が放課後開かれた。
気道確保、人工呼吸法、心臓マッサージの実技を習う。
毎年習っているので覚えていることも多い。が、はたして実際その場に遭遇したとき、慌てながらでも対処することができるのだろうか。
使わずにすむことを祈ろう。
はるか以前、教室の中で発作を起こして倒れた子があった。対処しながら、頭の中で「次に何をする」「次にどうする」と、どんどん冷静になっていく自分に驚いたけど…。

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2005.06.08

神戸港で作られているもの

子供たちが予想した神戸港(の周り)で作られているものである。
人数が一番多かったのは「船」。地図帳を見て予想したのでさすがに6割の子が「船」と予想した。以下、カキ、ノリ、魚の冷凍などの加工品、橋、酒と続く。
どのくらいの大きさの船を予想しているのだろう。驚く姿が楽しみだ。
初めて船に乗る子が9人いる。

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2005.06.07

プール掃除

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3,4時間目は5年がプールサイドや更衣室、シャワーまわりの掃除。子供たちの動きはまずまず。
5,6時間目は6年がプール本体を。その時間はたまたま家庭科の時間なのでプールに出かける。
昨日、2,3年生がプールのヤゴとりをしたが、まだまだいっぱい残っていた。ほとんど水がないにもかかわらずプール底の楠の落ち葉に隠れて生きながらえていたのだ。それらを救いだし(?)2,3年生へプレゼント。

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2005.06.06

社会見学の打ち合わせ

バス会社の人と17日に予定されている連合社会見学の打ち合わせをした。
市の連合社会見学は、今年は5月10日から始まり6月17日で終わる。つまりうちの学校は最終日というわけだ。
去年は5月7日だったから大違いだ。
雨だろうな。

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2005.06.05

このごろどうよ?6月編

自分や学級の雰囲気を振り返らせるために「このごろどうよ」というのを書かせている。
子どもたちは素直なので(笑)、私の意図(変身願望)をよく察し、自分の進歩したことをとらえて書いてる。
今のところほぼ全員がプラス評価で書いている。
「ちょっとここはダメになりました」というものは見られない。この調子でがんばらせよう。
ひとり、「友達はどんどん積極的になっているのに自分は前のままです」と書いた子がいる。この子の以前(前学年)の様子をよく知らないのだがしっかり見ていこう。

「国語で、はんたいいけんを言う時、なんかいやなきもちがするけど、まちがったことをいっても、なにもいわないからうれしいです。算数では、まちがったこたえをいっても、なにもいわれないからうれしいです。」
かわいそうに。
腹ふくるる思いだ。

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2005.06.01

『超絶!シゴト術』

『超絶!シゴト術』梅森浩一(マガジンハウス)
併読している4冊の中で一番後にわが家に来たにもかかわらず、一番先に読み終えた本。
前書きにもあるように決して、仕事術のためのノウハウや心得ごとの本ではない。
仕事に対するモチベーションをいかに高めるか。そのために日々の暮らしをどう工夫するかを提唱するライフスタイル誌だ。

田舎に住んでいてこんな仕事をしているぼくにとっては実現不可能なことが多い。がとにかく愉快だ。不可能だからこそかえって痛快と思えるところがある。(「オフィスでウトウト」など)
研修で(もちろん自費)東京に行く前にもう一度この本に目を通すことにしましょう。

ちなみに「♪サザエさんが流れてきたら……」は、かなり以前に体験ずみです。(笑)

「『自分への評価というものは、他人(相手)が下してナンボ』というもの。その意味において、いつも自分の好みや自己評価だけで行動することが、いかに的外れなことが多いことか、こんな『自分にピッタリの色』を探すことからも学んでおきたいものです」p34

「いまさらですが、人は(自分たちも含めて)外見でしか人を判断しません。のちのちカジュアルな服装に変わっていったとしても、あなたとの最初の出会いのフォーマルな印象は、その後のお付き合いの間を通して、ずっと尾を引くものです」p40

「結論として、『見てくれをよくすることが、ボクらにとっていかに大切か』ということがお分かりいただけると思います。そう、デキル人こそ自分の外見―それは、ただスーツ姿といった見てくれ(服装)だけでなく、歯であるとか指先(つめの手入れ)がキレイであるといったことに、これまで以上に“センシティブ(敏感)”になることが大切なのです。」p53

「私たちには『過去を変える力』というものを、あいにく持ち合わせていないのです。ですから、できることがあるとしたらそれは『これから向かう将来の出来事について』だけです。そう考えると、いつまでもクヨクヨと過去について思い悩むよりも、前向きに自分自身に気持ちを持って行くことの方がより大切なのです」p137

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